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2001年12月5日、東京BAY NKホールにて、小田和正による音楽特番「クリスマスの約束〜きっと君は来ない〜」が収録された。

「言葉にできない」でスタートを切った後、この番組の趣旨を語った小田和正。

7組のアーチストに、この番組で共演してもらえないか、自筆で手紙を書いたこと。
全員都合が悪く、今日は誰もこなかったこと。
でも、そのアーチストに手紙で誓ったので、一人で歌うこと。

その7組のアーチストと楽曲とは、以下のアーチストであった。
・SMAP「夜空ノムコウ」
・福山雅治「桜坂」
・サザンオールスターズ「勝手にシンドバッド」
・松任谷由実「ひこうき雲」
・宇多田ヒカル「AUTOMATIC」
・Mr Children「Tomorrow Never Knows」
・山下達郎「クリスマス・イブ」

この7曲の選曲は、小田にとって挑戦的だった。
小田と親交のあるアーチストの中にも、これらの楽曲に匹敵する名曲を歌う方々は多い。
でも、小田はあえて自分とは疎遠、あるいは縁のないアーチストの楽曲を取り上げた。

これらの楽曲と、「彼の曲で一番好きな曲」だというサザンオールスターズ「真夏の果実」、「手紙を書いたら確実に来る」としてあえて手紙を書かなかった、泉谷しげる「春夏秋冬」、自身の楽曲「さよなら」「Yes-No」「ラブ・ストーリーは突然に」「君住む街へ」を、時にバックバンド・コーラス・ストリングスを従えて、小田は一人で歌いきった。

ゲストは来なかったが、山下達郎と福山雅治からは心のこもった手紙が届いたし、宇多田ヒカルは収録前に小田のスタジオに挨拶に来た。それぞれが様々な事情で出演自体は断ったものの、小田の率直な気持ちはそれぞれに伝わっていた。
その好意を寄せてくれた彼らの気持ちを背負って、小田は番組をゲスト無しで乗り切ったのだろう。

そして番組の最後に、書き下ろしの新曲が披露された。

「この日のこと」

石原千宝美、Vlidge、大江千里、大友康平(HOUND DOG)、岡本真夜、加藤いづみ、辛島美登里、川村結花、Kiroro、コブクロ、SURFACE、坂崎幸之助(THE ALFEE)、坂本サトル、佐藤竹善(Sing Like Talking)、財津和夫、鈴木雅之、スターダスト・レビュー、CHAGE & ASKA、山口由子、山本潤子。

小田との親交のあるアーチストや、小田自身が気になる若手アーチストが集まって、つくりだしたアカペラソング。
そのレコーディング風景を編集した「この日のこと」のVTRが、収録の最後に流された。

番組は2001年12月25日深夜、TBSなどで放映された。

ライブの音源は2001年12月29日、小田和正がDJを勤める「もう一つのクリスマスの約束」としてTBSラジオで放送される。
その中で小田は、テレビ放送後にあるアーチストから手紙が届いたこと、本人の承諾が得たら披露したい、ということを楽しそうに報告していた。

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山下達郎「クリスマス・イブ」