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1982年1月3日、オフコースはNHK教育のドキュメンタリー番組「若い広場」に出演した。
この時期、音楽番組をはじめ全くテレビに出なかったオフコースとしては、異例ともいえるテレビへの露出であった。

番組内容はアルバム「over」の制作・レコーディング風景を軸に、前年行われたコンサートツアー「We are」の日本武道館公演のライブシーン、インタビュー、メンバーのオフショットが随所に織り込まれたものであった。
そのカメラは、音楽に真剣に向き合い、アルバムの音を紡ぎ出していく、オフコースの5人の姿をとらえている。

そして放送からちょうど20年後、この番組はDVDとして再びリリースされる。

実は、この番組のインタビュアーの一人であるドキュメンタリー作家・山際淳司が、のちに自署で発表するドキュメンタリー「GIVE UP 〜オフコース・ストーリー〜」等で明かされるとおり、この頃すでにオフコースは鈴木康博の脱退表明をきっかけに、解散へと動き出していた。
アルバム「over」も、実は「終わり」を意味していた。
この放送時点では伏せられていたが、「over」ツアー最終日の翌日に発売するアルバムをもって、オフコースはその活動に終止符を打つ予定であった。

この頃、オフコースは積極的に自らの活動を映像記録に収めていく。
「We are」ツアーの映像収録も、「over」ツアー最終日、つまりオフコース最後のライブを収録するためのテスト撮影的な意味合いもあった。
確かに映像の中にはその気配を感じ取ることも出来る。

しかし、楽曲制作に取り組むオフコースのメンバーは、自分たちの音楽のクオリティーを高めるために専念し、メンバー同士をサポートしている。
よりよい楽曲を生み出すための5人の共闘が、この映像の中の随所に見られる。

彼らの生み出した果実こそ、名曲揃いのアルバム「over」である。
そしてその中には、後にJ-POPのスタンダードとなる「言葉にできない」が収録されている。

その「言葉にできない」は、この番組の最後を飾っている。


関連記事・From "over" To "LOOKING BACK"
〜Kazumasa Oda Chronicle 1981-2005〜


Off Course
1981.Aug.16 〜 Oct.30
若い広場 オフコースの世界

1. 愛を止めないで
2. Yes-No
3. のがすなチャンスを
4. 僕のいいたいこと
5. 哀しいくらい
6. 愛の中へ
7. メインストリートをつっ走れ
8. 言葉にできない