1974年10月26日、中野サンプラザで初めて行われたオフコースのリサイタル(ライブ)の模様を収録した、彼ら初のライブ版。

リサイタルの採算を考えてのライブ収録だったが、音にこだわるオフコースはバックミュージシャンを厚くすることを求めた。その結果、村上ポンタ(ドラム)・羽田健太郎(ピアノ)などの腕利きミュージシャンやオーケストラが、二人のバックを固めている。

洋楽のスタンダードナンバーメドレー、当時の邦楽のヒットナンバーから、彼らのオリジナルへ、という当時のライブ構成が伺いしれる。また、フォークデュオ時代のライブでのハーモニーを知ることの出来る貴重な音源となった。
テーマ曲「秋行く街で」をはじめ、「キリストは来ないだろう」といった曲が、このライブのために書き下ろされている点にも注目。「レコード→ライブ」という今の基本的な動きとは違った流れが、その当時あるも注目される。

ちなみに、このライブの直前にレコード会社の強い要請からリリースした「忘れ雪」(作詞・松本隆 作曲・筒美京平)を、オフコースはあえて歌わなかった。当初演奏を予定していたが、「自分たちが作った曲ではない」ということから、レコード会社の幹部が来ていたにもかかわらずで演奏しなかった。このエピソードは、後に「忘れ雪」事件と呼ばれることになる。

その後、このタイトルを冠したリサイタルは1978年まで毎年行われるが、その間にオフコースはフォークデュオから5人編成のロックバンドへと変貌を遂げて行く。

「秋ゆく街で オフコース・ライヴ・イン・コンサート」
1. WHAT'S GOIN' ON
2. Medley
 YOUR SONG 〜 WHERE IS THIS LOVE 〜 YOU MAKE ME FEEL BRAND NEW 〜 YOU ARE EVERYTHING 〜 I WON'T LAST A DAY WITHOUT YOU 〜 HOLIDAYS 〜 ALONE AGAIN(NATURALLY) 〜 TICKET TO RIDE 〜 SOMETHING 〜 ALL YOU NEED IS LOVE 〜 WHAT THE WORLD NEED NOW IS LOVE
3. 竹田の子守唄
4. 白い一日
5. メドレー
 悩み多き者よ 〜 傘がない
6. 青春
7. 秋ゆく街で
8. 水曜日の午後
9. 僕の贈りもの
10. のがすなチャンスを
11. 白い帽子
12. 別れの情景 ( I )
13. キリストは来ないだろう
14. でももう花はいらない
15. 僕の贈りもの