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小田和正4枚目のベストアルバム「自己ベスト・2」は、3枚目のベストアルバム「自己ベスト」の続編のスタイルをとっている。

確かに選曲はオフコース時代の曲(但しソロでセルフカバーしたもの)から最新曲「こころ」まで、幅広く選ばれているスタイルは「自己ベスト」と同じ。
そして1曲目に最新曲(「自己ベスト」の時は「キラキラ」)からはじまり、2曲目に収録曲の中で一番古い曲を置き、時代順に並べていくスタイルも同じ。

だが「自己ベスト・2」は「自己ベスト」とは明らかに違う。

「自己ベスト」は、非ファン層でもおなじみの曲や、ファンの多くが支持する曲を中心にセレクションされた。
このベストアルバムがリリースする以前に小田和正のショップ「Far East Cafe」でアンケートが実施されていた。
その意味で、最初の「自己ベスト」は客観的な選曲だといえる。

一方、「自己ベスト・2」の選曲は違う。
このアルバムにも、オフコース時代に生み出されたスタンダードナンバー「生まれ来る子供たちのために」、オフコース再末期の代表曲でありライブでは定番となっている「君住む街へ」、小田和正第1回監督映画作品のテーマ「いつか どこかで」、小田が属する団塊の世代へ向けて歌ったことで話題になった「the flag」、そして最近のドラマ主題歌「まっ白」「ダイジョウブ」「こころ」と、小田和正の代表ナンバーは収録されている。

だが、必ずしも代表曲的な扱いを受けていないナンバーも収録された。
それは何故か?

CDと共に配られたインタビューを読んでみると、今回の選曲はどうやら小田和正の意思が優先されたようだ。
つまり今回の「自己ベスト・2」は、小田和正が全ソロ・トラックのうち「自己ベスト」収録15曲を除いた中から選んだ、主観的アルバムだと言える。
その主観的セレクションにおいても、小田和正は15曲がすんなり聴けるように配慮したようだ。

つまり「自己ベスト・2」は、ソロナンバーが31曲しか無かった時代のベスト「Oh!Yeah!」や、シングル集となった「伝えたいことがあるんだ」、そして客観的セレクションの「自己ベスト」とは違う、「小田和正個人的セレクション・ベストアルバム」だと言える。
そして、これまで小田和正のベスト盤に必ず収録されていた「ラブ・ストーリーは突然に」「Oh!Yeah!」が無いベスト盤、という点でも新鮮だ。

個人的には意外だった「ひとりで生きてゆければ」の収録は、「the flag」との対比による小田和正自身の心境の変化を狙ったものだそうだ。(私は「生まれ来る子供たちのために」とのシンメトリーだと思っていましたが…)

そもそもこのアルバムは、「来年のツアーまでに本当はオリジナルアルバムを出したいところだが、時間的に間に合わない」ことからリリースされた。
だから、これまでのベスト盤とは違うニュアンスになったのだろう。

ベスト盤だからといって手を抜いていない。
過去のアルバムと同じように、小田和正は「ひとりで生きてゆければ」や「いつか どこかで」等を新たにレコーディングし直している。
今回は特に、15曲がつながるように心砕いた面もあるようだ。

2007年の小田和正が、みんなに聞いてもらいたい15曲が集結したのが「自己ベスト・2」
このアルバムは、オリジナルアルバムの感覚で楽しむ作品なのかもしれない。

小田和正によると、本当はあと1曲入れることも考えたそうだ。
「それをやると際限がないから」と、今回収録が見送られた、その1曲も気になるところだ。

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関連記事:
小田和正 「Oh!Yeah!」(ベストアルバム第1弾)

小田和正 「伝えたいことがあるんだ」(ベストアルバム第2弾)

小田和正 「自己ベスト」

小田和正アルバム紹介

自己ベスト-2自己ベスト-2
小田和正

1. こころ
2. ひとりで生きてゆければ
3. 生まれ来る子供たちのために
4. 愛の中へ
5. たそがれ
6. 君住む街へ
7. 恋は大騒ぎ
8. いつかどこかで
9. そのままの君が好き
10. こんな日だったね
11. the flag
12. まっ白
13. たしかなこと
14. 大好きな君に
15. ダイジョウブ
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