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ファン投票によって選曲された、オフコース ベストアルバム「ever」

だが、ファン投票ゆえに、また上位18曲収録という制限もあってか、収録に漏れた名曲や代表曲も多い。
今回はそんな曲達に触れていきたい。

デビュー曲「群衆の中で」をはじめ、ジ・オフコース時代の初期6曲は選外。
この6曲はライブでもほとんど歌われていないこともあって、ファンのなじみも思い入れも低く、この結果は当然の結果かも知れない。

まず意外だったのは、小田和正・鈴木康博のフォークデュオ体制となって最初にリリースされたことなどから、事実上のファーストシングルと位置づけられることもある、1stアルバムのタイトルにもなった「僕の贈りもの」が選外になったことだ。
この曲は、当時の主流だった恋人や思い人へのラブソングでも、社会に対するメッセージソングでも無い、「あなたに寄り添う歌」というオフコース初期の独特の雰囲気が醸し出されている作品である。
そして小田和正によってソロで2回もセルフカバー(アルバム「BETWEEN THE WORD & THE HEART」「LOOKING BACK」収録)された、ファンにはなじみの曲でもある。
それゆえに選外となったのは予想外である。
ちなみに「僕の贈りもの」からは「水曜日の午後」「でももう花はいらない」が収録された。

2ndアルバム「この道をゆけば」からの収録曲はゼロ。
鈴木康博脱退までのライブでの定番曲であった「のがすなチャンスを」の選外は意外。
フォークデュオだった当時のオフコースの中では異色のロックナンバーである。

3rdアルバム「ワインの匂い」からは「眠れぬ夜」「雨の降る日に」「愛の唄」収録。
個人的には「ワインの匂い」「老人のつぶやき」あたりは収録されてもおかしくなかった気がする。
それだけ、このアルバムの完成度は高く、初期オフコースの代表的アルバムと言ってもおかしくない。

4thアルバム「SONG IS LOVE」からの収録曲はゼロ。
小田がセルフカバーして「自己ベスト-2」にも収録した、「ひとりで生きてゆければ」をはじめ、「ランナウェイ」「めぐる季節」「歌を捧げて」あたりから1曲入っても良かった気がする。

5thアルバム「JUNKTION」からは「秋の気配」収録。
ドラマ主題歌であった鈴木の作品「ロンド」や、小田和正・鈴木康博それぞれが曲を書くオフコースで、このアルバムに収録された珍しい2人の共作「HERO」あたりが入ったらおもしろかったと思う。

6thアルバム「FAIRWAY」からは「夏の終り」収録。
ちなみにこのアルバムのシークレットトラックとして収録された「いつも いつも」は、オフコース最後のライブ「the night with us」のラストナンバーである故に、選外となったことが意外な1曲である。
他にもシングル曲で、後に小田がセルフカバーした「あなたのすべて」が選外となる。

正式に小田、鈴木、松尾一彦、清水仁、大間ジローの5人体制となった7thアルバム「Three and Two」からは、「愛を止めないで」「思いのままに」「生まれ来る子供たちのために」収録。
個人的には「さよなら」のカップリングとなった「汐風の中で」が入って欲しかった気がする。

名盤としてあげるファンも多い8thアルバム「We are」からは「Yes-No」「一億の夜を越えて」の2曲のみ収録。
アルバム初の松尾作品「せつなくて」、小田和正ソロライブでも歌われた「時に愛は」「私の願い」「きかせて」、そして「僕らの時代」「いくつもの星の下で」のうち、あと1曲入ってもおかしくなかっただろう。

解散を暗に告げた9thアルバム「over」からは、シングル曲でもある「愛の中へ」「言葉にできない」収録。
当時の鈴木の心境を歌ったと思われる「メインストリートをつっ走れ」、小田・大間・松尾・鈴木の共作「僕のいいたいこと」、その後のオフコースや小田和正ソロライブで一時期は「言葉にできない」より多く歌われ、小田もセルフカバーした「哀しいくらい」が選外となった。

5人のオフコース最後のオリジナルアルバム「I LOVE YOU」からは「I LOVE YOU」「YES-YES-YES」収録。
ライブでは殆ど歌われていない曲が多いものの、清水・大間・松尾の共作「かかえきれないほどの愛」、鈴木の作品「素敵なあなた」、後に小田がソロのドームツアーで歌った「きっと同じ」など、解散を思わせる佳作が多い。

オリジナルアルバム未収録のシングルからは「さよなら」が収録。
「over」ツアーでも歌われた「夜はふたりで」「君を待つ渚」、後に小田がセルフカバーした「やさしさにさようなら」「風に吹かれて」、5人のオフコース最後の作品と言える「NEXT SOUND TRACK」の収録曲、「NEXTのテーマ〜僕らがいた〜」が入っていてもおかしくなかった気がする。

1984年から1989年の解散まで、オフコースは小田・松尾・清水・大間の4人で活動するが、その時代からの曲は、ラストアルバム「STILL a long way to go」収録の「君住む街へ」のみ。
4人のオフコース最初のシングル「君が、嘘を、ついた」、小田和正ソロでも歌い継がれている「夏の日」「緑の日々」「たそがれ」「もっと近くに -as close as possible-」、松尾と清水の掛け合いで盛り上がる「Tiny Pretty Girl」、オフコース最後のシングルカット曲となった「夏の別れ」、ラストアルバムの最後に収録されたため、オフコース最終曲と位置付けられる「昨日、見た夢」など、この時代にも名曲が多い。

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以上のようにつらつらと書いてきたが、他のオフコースファンからは「あの曲が抜けている!」という声が上がるかもしれない。

このように、ベスト盤はアーチストを知る入り口であって、オリジナルアルバムに触れることで、知られざる名曲達を発掘して欲しいと思う。

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OFF COURSE BEST “ever”
オフコース
ユニバーサル ミュージック
2015-12-16