オフコース初期の曲から最新曲まで収録されたベストアルバム「あの日 あの時」
このアルバムに収録された50曲以外にも、小田和正さんの名曲は多い。
今回は50曲から漏れた曲達について語りたい。

なお、オフコース時代の曲は「ファン投票によるベストアルバム「ever」からもれた、オフコースの曲達」の内容と重なるので、今回は一部省略します。

ファーストアルバム「K.ODA」(1986年)からは「哀しみを、そのまゝ」のみ収録。一方、小田和正ソロとしてのファーストシングル「1985」、オフコース時代に書かれたという最初のベストアルバム「Oh! Yeah!」にも収録された「空が高すぎる」、初期のライブではよく歌われていた「夜の行方」が選ばれなかった。

セカンドアルバム「BETWEEN THE WORD & THE HEART」(1988年)からはタイトルチューン「between the word & the heart−言葉と心−」のみ収録。一方、2000年のカウントダウンライブまでは歌われることが多かった「ためらわない、迷わない」や、最初のベストアルバム「Oh! Yeah!」に収録された「I miss you」が選ばれなかった。また、このアルバムに収録された「moon river」「僕の贈りもの」のカバーバージョンも味わい深い。

オフコース解散後、最初のアルバム「Far East Cafe」(1990年)からは「恋は大騒ぎ」のみ収録。小田和正CMデビューの時の曲「goodtimes & badtimes」、小田和正個人レーベルの名が冠された「Little Tokyo」、小田和正公式ショップの名前と同じタイトルチューン「Far East Cafe」、当時小田和正が朝日新聞神奈川版で連載していたエッセイ「time can't wait」との関連した曲「time can wait」と、小田和正ソロ活動のキーワードを冠した曲が多いアルバム。また「春風に乱れて」はライブでよく歌われていた。このアルバムから「あの日 あの時」に収録されたのが1曲のみというのは、個人的には解せない。

最初のベストアルバム「Oh! Yeah!」(1991年)には、このアルバムにも収録されている「ラブ・ストーリーは突然に」の前に、小田和正がフジテレビ側に「東京ラブストーリー」主題歌として提出した曲をもとに書かれた、オリジナルアルバム未収録の曲「Far East Club Band」が収録されているが、この曲はこのアルバムでしか聞くことが出来ない。

映画「いつか どこかで」のサウンドトラック的役割を担ったアルバム「sometime somewhere」(1992年)からは「風と君を待つだけ」「いつか どこかで」収録。シングル曲だった「あなたを見つめて〜冬子のテーマ〜」、その後のライブでも歌われた「思い出に変わるまで」などが選ばれなかった。

アルバム「MY HOME TOWN」(1993年)からは「そのままの 君が好き」「風の坂道」「それとも二人」「my home town」が収録。一方、CM曲でライブで多く歌われている「またたく星に願いを」「だからブルーにならないで」が未収録。特に「またたく星に願いを」の未収録は意外の一言につきる。

最初のオフコースセルフカバーアルバム「LOOKING BACK」(1996年)からは、「緑の日々」「Yes-No」「愛を止めないで」「秋の気配」「僕の贈りもの」収録。一方で、このアルバム唯一の新曲「君との思い出」、ソロライブでも多く歌われる「昨日 見た夢」「もっと近くに」が未収録。

小田和正がソロになってからのシングル曲を集めたベストアルバム「伝えたいことがあるんだ」(1997年)。この頃の小田和正はオリジナルアルバムを作ることに消極的で、「so long my love」「遠い海辺」といったシングル曲はこのアルバムでしか味わえない。また「君に Merry Xmas」は数少ない小田和正のクリスマスソングでもある。

小田和正6年半ぶりのオリジナルアルバム「個人主義」(2000年)からは「woh woh」「the flag」収録。1998年の自動車事故後、最初に書かれた曲「君たちを忘れない」、「自己ベスト-2」にも収録されたシングル曲「こんな日だったね」、JRAのCMソングにもなった「19の頃」、そしてファンの人気が高く、「自己ベスト」にも収録された「風のように」が未収録。

セルフカバーアルバム第2弾「LOOKING BACK 2」(2001年)からは、「言葉にできない」「さよなら」「君住む街へ」収録。シングルとこのアルバムでしか聞けない「風の街」、ソロライブでも歌われた「愛の中へ」が未収録。なお「LOOKING BACK 2」は、オフコース最後のアルバム「STILL a long way to go」収録曲でシングルカットされた「she's so wonderful」「夏の別れ」、そして「君住む街へ」が収録されている点も注目点。なお、ソロライブではあまり歌われない曲が多く収録されているのが、本作の特徴。

オフコース時代の曲のセルフカバートラックを含めた最初のベストアルバム「自己ベスト」(2002年)からは、「キラキラ」はじめ全曲が収録されたと思いきや、「風のように」のみ未収録。「個人主義」でも書いたように、この曲はファンの人気も高いために、未収録なのが本当に不思議なトラックである。

オリジナルアルバム「そうかな」(2005年)からは「たしかなこと」「大好きな君に」「明日」「風のようにうたが流れていた」収録。一方、シングル曲でもある「まっ白」、ライブでもよく歌われた「Re」「正義は勝つ」が未収録。

「自己ベスト」第2弾「自己ベスト-2」(2007年)からは「ダイジョウブ」「こころ」といったシングルとこのアルバムにのみ収録していた曲が収録された一方、一度セルフカバーされながら再度録音された「ひとりで生きてゆければ」等が未収録となった。

アルバム「どーも」(2011年)からは「今日も どこかで」「さよならは 言わない」「グッバイ」「やさしい雨」「東京の空」とオリジナルアルバムでは最多の5曲収録。一方、ツアー「どーもどーも その日が来るまで」「本日 小田日和」で続けて歌われた「hello hello」などが選ばれなかった。

最新アルバム「小田日和」(2014年)からは「その日が来るまで」「愛になる」「そんなことより 幸せになろう」「やさしい夜」収録。一方、シングル曲「やさしい風が吹いたら」などが未収録。

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以上のようにつらつらと書いてきたが、他の小田和正ファンからは「あの曲が抜けている!」という声が上がるかもしれない。

このように、ベスト盤はアーチストを知る入り口であって、次の段階でオリジナルアルバムに触れることで、知られざる名曲達を発掘して欲しいと思う。


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K.ODA
小田和正
ファンハウス
1995-03-25

BETWEEN THE WORD&THE HEART
小田和正
ファンハウス
1995-03-25

Far East Cafe
小田和正
ファンハウス
1995-03-25

K.ODA Oh!Yeah!
小田和正
ファンハウス
1991-05-18

Sometime Somewhere
小田和正
ファンハウス
1992-01-25

MY HOME TOWN
小田和正
ファンハウス
1993-10-27

LOOKING BACK
小田和正
ファンハウス
1996-02-01

伝えたいことがあるんだ
小田和正
ファンハウス
1997-11-21

個人主義
小田和正
ファンハウス
2000-04-19

LOOKING BACK2
小田和正
ファンハウス
2001-05-16

自己ベスト
小田和正
BMG JAPAN
2002-04-24

そうかな
小田和正
BMG JAPAN
2005-06-15

自己ベスト-2
小田和正
BMG JAPAN Inc.(BMG)(M)
2007-11-28

どーも
小田和正
螢▲螢ラジャパン
2011-04-20

小田日和
小田和正
アリオラジャパン
2014-07-02


あの日あの時
小田和正
アリオラジャパン
2016-04-20