小室哲哉の祖父は福島出身である。
その縁で小室は、1997年、福島県中島村に「カラクリ・ヨカッペ時計」を寄贈、同村の童里夢公園に設置された。

そのような縁がある福島で起きた大震災は、小室にとって大きな出来事であったであろう。

奇しくも TM NETWORK の再始動は2012年3月の震災復興チャリティーイベント「ALL THAT LOVE -give & give-」となった。
翌4月には再始動後最初の単独ライブ「TM NETWORK CONCERT -Incubation Period-」を日本武道館で開催、そこには「人間は困難を乗り越えていく生き物だ」というテーマが込められていた。
一方で翌2013年にさいたまスーパーアリーナでのライブ「TM NETWORK FINAL MISSION -START investigation-」では文明の負の面もクローズアップされている。それは福島を襲った原発事故を想起させる。

翌2014年10月、TM NETWORK はデビュー30周年の年に7年ぶりオリジナルアルバム「QUIT 30」をリリース。その作品は人間・文明の光と影が織り成す作品であった。
同年11月、小室哲哉は小説「CAROLの意味」をリリース。「QUIT 30」にも連動したこの物語では福島原発事故にも言及している。

2015年1月、「TM NETWORK 30th 1984〜 QUIT 30」ホールツアー最終公演は福島で開催された。


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(2015/3/16 執筆)

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avex trax
2014-10-29


CAROLの意味
小室 哲哉
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2014-11-15