TM NETWORK は1984年のデビューシングル「金曜日のライオン (Take it to the Lucky)」において、ミュージックビデオの制作を行っていた。
当時、海外ではミュージックビデオの制作が盛んになっていた。しかし日本では、サザンオールスターズ「匂艶 THE NIGHT CLUB」(1982年)、チャゲ&飛鳥「MOON LIGHT BLUES」(1984年)、オフコース「君が、嘘を、ついた」(1984年)といった、当時既に有名だったアーティスト・バンドがミュージックビデオの制作を手がけはじめていた状況で、TM NETWORK のようにデビューシングルでミュージックビデオを制作するのは珍しい時代であった。

その後も、TM NETWORK はミュージックビデオ制作に注力することになる。
所属していた EPIC SONY (現 EPIC RECORD)がミュージックビデオの制作に積極的な姿勢であったことに加え、デビュー直後に開催されたファーストコンサートも主因となっている。このファーストコンサートは、シンセサイザーのトラブルが発生するなど内容が不十分な結果であったことから、早々に公式史から抹消された上に、小室哲哉がコンサートを主体とした活動に消極的になり、ミュージックビデオ主体への活動に動いたことにある。

1985年頃より、EPIC SONY はビデオコンサート「BEE」をレコード店で展開することになる。
その「BEE」用に、TM NETWORK は映像作品「TM VISION」を提供することになる。
「TM VISION」の内容は、主にコンサートの映像やミュージックビデオ等で構成されていた。「TM VISION」のために、新たにミュージックビデオが作られた作品もある。この結果、シングル「アクシデント(ACCIDENT)」や「Dragon The Festival」「Your Song」は2種類以上のミュージックビデオが制作されている。
コンサート映像やミュージックビデオ以外にも、メンバーへのインタビュー、「木根尚登 第一回監督作品 『日本一のバンド男』」といったコミカルな映像も「TM VISION」に収録されている。
「TM VISION」は1985年から1987年まで6作品が制作される。その「TM VISION」は2004年の限定 BOX「WORLD HERITAGE DOUBLE-DECADE COMPLETE BOX」に「“BEE” presents TM VISIONS」と題された2枚のDVDに収録された。

1988年4月より、テレビ東京系で EPIC SONY 制作の音楽番組「eZ」が不定期で放送されるようになる。
「eZ」は EPIC SONY に所属するアーティストのミュージックビデオやコンサート映像をメインにした番組であり、「BEE」のテレビ版ともいえる存在である。
この番組には TM NETWORK (1990年以降は TMN に改称)も出演したほか、小室哲哉がソロアーティストとしても出演している。
1992年まで放送された「eZ」では、この番組でしか流されなかった映像も存在するが、TM NETWORK (TMN) についてはパッケージ化されていない。

2020年7月4日、YouTube 生配信「TM 12H LIVE! TM NETWORK 35 Anniversary THANKS! FANKS!! and…」で、コンサート映像と共に「TM VISIONS」と、「eZ」 TM NETWORK 出演映像の一部が配信される予定である。





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(「TM VISIONS」「eZ」配信予定)

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1984.4.21 という時代



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2020-08-26