1995年、「FUN MORE TIME! KAZUMASA ODA TOUR 1995」のツアー開始直後、阪神淡路大震災は起きた。
ツアーは神戸公演も予定していたが、海上となる神戸国際会館が全壊したこともあり、中止となった。
震災当日の夜は大宮ソニックシティーでの公演であったが、小田和正は「コンサートを止めようかと思った」とコンサート中に語るほど、コンディションは良くなかった。

ツアー中の同年4月、神戸・御影公会堂・御影公園に開設されていた神戸元気村で、小田和正は山本潤子をはじめとするバンドメンバーと共にフリーライブを開く。
このライブの最後、小田はオフコースの曲として作られた「君住む街へ」を歌った。
歌いながら小田は「次のツアーは神戸からはじめたい」という思いを抱いていた。

1997年、「THRU THE WINDOW K.ODA TOUR 1997-1998」は、神戸・ハーバーランドに仮設された神戸国際会館ハーバーランドプラザホールで初日を迎える。
1曲目は「君住む街へ」のピアノ弾き語りであった。
そしてアンコールでも、バンドをバックに「君住む街へ」が歌われている。
その後の公演では、神戸公演では2曲目に歌われた「緑の街」が1曲目となり、アンコールでのみ「君住む街へ」が歌われた。

1999年、再建された神戸国際会館から小田和正にコンサート開催の打診が届く。スーパーバンドでの開催も考えた小田だったが、メンバーのスケジュールが調整困難であったことから、神戸公演が中止となった「FUN MORE TIME!」を開催することにした。
「小田和正 1999 "FUN MORE TIME!" FINAL」と銘打たれたコンサートの1曲目は、「FUN MORE TIME!」の1曲目「昨日、見た夢」ではなく、フリーライブの映像をバックにした「君住む街へ」であった。


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君住む街へ〜オフコース解散の象徴から、小田和正ソロ活動のキーワードに転じた曲〜
(楽曲史・2019年執筆)

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1995.4.3 神戸元気村 小田和正フリーライブ

THRU THE WINDOW K.ODA TOUR 1997-1998

小田和正 1999 "FUN MORE TIME!" FINAL

STILL A LONG WAY TO GO
オフコース
ファンハウス
1988-06-09