渡辺美里の元日コンサート、2月の宇宮隆「Dragon The Carnival」中野サンプラザ追加公演までは順調でしたが、その後は木根尚登・佐藤竹善のジョイントコンサート、中島みゆき・木根尚登・渡辺美里のツアー、SING LIKE TALKING 夏の定期公演など、予定していたコンサートが次々とキャンセルとなりました。
半年ぶりのコンサートは9月の「tribute live SPIN OFF T-Mue-needs」(宇宮隆・木根尚登 他出演)でした。そのツアーも定員の50%以下であったことから、チケットがとりづらいものとなりました。
実際のコンサートが減った反面、配信コンサートが一気に増えました。
コロナ禍が引き起こした現象ではありますが、佐藤竹善氏が指摘したように、コンサートには簡単に参加出来ないファンへのツールとしての有効性も示したように思います。
個人的には、リアルタイムでの安定性が確実に確保できない以上、一週間程度のアーカイブがあったほうが良いように思います。
小田和正の活動は、コロナ禍で極めて限定的なものとなりました。
元々、一昨年から昨年(2018〜2019年)までツアーを開催していたため、2020年は活動はスローなものとみておりました。
しかしながら、イベントもスターダスト・レビュー主催「音市音座」配信ライブのみ、「クリスマスの約束」制作も万全のコロナ対策が出来ないことから見送り、と想像を超えるものとなりました。
ただ、年末にコロナ完成でコンサート立て続けに中止になった事実を考えると、「クリスマスの約束」制作の見送りもやむを得ないことだったと思います。
その代わり、さだまさしのコラボレーション作品「たとえば」のCD(さだまさし「存在理由~Raison d'etre~」)収録、「TRIBUTE TO TRICERATOPS」へのシークレット参加、そして新曲「風を待って」の年明け配信と、音源面は充実したように感じます。
…一方、オフコース関連のリリースは、やや多い感じがしますが。
TM NETWORK は、宇宮隆なりのデビュー35周年ソロコンサート「Dragon The Carnival」中野サンプラザ追加公演、ベストアルバム「Gift from Fanks T」「Gift from Fanks M」などのリリース、宇宮隆・木根尚登に TMN 時代のサポートメンバーなどが加わった「tribute live SPIN OFF T-Mue-needs」と全公演生配信、そして小室哲哉・宇宮隆・木根尚登の三人が揃ってのラジオ特番出演に、年末の宇宮隆ファンクラブイベント「年忘れ!!歌酔曲vsフォーク 〜ハタシテ?ドチラが勝つでショー〜」での5年9ヶ月ぶりの三人揃っての演奏、と段階を踏むように色々と起きました。
それが2021年以降の活動に結びつくかは、コロナ禍の問題も相まって、まだまだ不透明ではありますが、ひとまず朗報と捉えたいです。